スタンダードでの使用を前提とした
それぞれのカードに対する個人的な評価。
今回はデッキの中核を成すこのカードについて。



《キランの真意号/Heart of Kiran》

密輸人の回転翼機と入れ替わりで登場した、
機体デッキの新しいエースアタッカー。
機体デッキを機体デッキたらしめている存在。

回転翼機と比べて搭乗コストが重くなったのは
決して無視できない点だったりするし、
デッキ構築の時点でもパワーが3あるかどうかで
他のカードの採用しやすさが変わってきたりもするが、
サイズがデカいってのはやっぱり強い。
パワー3とパワー4ではキルターンが違ってくる。
地上が止まったときにソロで殴りに行くことの多いメイン機体にとっては、
ここのところの差はデカいんじゃないかな。

プレインズウォーカーの忠誠度でもアクティベイトできる点も優秀。
ひたすら便利で優秀。
それまで搭乗用に使ってたパワー3生物が1体フリーになって
余分に殴りにいけるわけだから、もちろん戦線が分厚くなる。

警戒を持っている点を活かして、
自分のターンと相手のターンに続けてアクティベイトするっていう動きも、
この方法ならわりと容易にできる。
やろうとすればできる状態にしておくだけで
攻撃をためらわせたり断念させたりする効果があるから、
実際には相手ターンに忠誠度をもう1回消費しなくて済む場合も多い。

このあたりの特性のおかげで、
PWを出すと戦闘に参加しやすくなりつつ、PWの生存にも貢献できる。
PWとの相性が抜群。

逆に、忠誠度を使ってアクティベイトする場合以外では、
せっかく持っている警戒が活かせる機会は意外と少ない。
搭乗3のコストを普通に払うのはそんなに楽じゃない。
自分のターンと相手のターンに続けて払うのは尚更だ。
状況が有利なら、相手のターンに搭乗するためにアタッカーを減らすより、
その生物もいっしょにアタックさせた方がいい場合も結構ある。

それに、相手のターンにアクティベイトすることには
少なからずリスクがある。
アクティベイトできるけど敢えてしない方がいいこともある。
相手の第2メインに撃たれるかもしれない
ソーサリータイミングの脅威に対して、
真意号が無防備を晒すのは注意が必要だ。
真意号の攻撃が順調に通ってるときに、
ここの判断で欲を出したせいで相手が命拾いしちまったらもったいないな。

PWがいるときなら多少のリスクを許容して、
ブロックに行った方がいいこともある。
PWが生き残ることが勝利につながる場合は、
たぶんこっちの方がいい。

相手のターンでのアクティベイトについては、
だいたいは相手のアタック後、こちらのブロック前に
アクティベイトするかどうかって話になるわけだが、
搭乗前ならそれ自体がブロックに参加できた生物をこれに搭乗させたせいで、
搭乗後の機体の方に除去を打たれて思い通りにブロックができなくなる、
というパターンは想定しておいた方がいーんじゃねーか?
この場合、手順を間違えなければ使えたはずのブロッカーが、
確実に1体減らされてる。

登場直後と違って、最近は削剥のせいで倒されやすくなってるのが逆風。

10月以降も引き続き環境に存在。
パワー3とPWを多めに入れられるデッキなら使いやすい。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索